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最近、「スッキリ」などのテレビ番組で取り上げられ話題となっている黒川伊保子さんの『妻のトリセツ』を読みました。

タイトルが『妻のトリセツ』ということで男性だけが楽しめる本かと思いきや、女性が読んでも友人関係や夫とのやり取りが以前より上手くいきそうな内容でした。

また、著者が女性であるため男性が書いている似たような本と比べると、女性視点で語られているため全国の男にとってかなりためになる本となっています。また、理論的に語られているため理不尽な内容がないことも好印象です。

この記事では本書の内容を簡単にまとめていこうと思います。男性にとって読んでおいて損がない内容になっていると思います。



ネガティブトリガーを作らない方法
女性は男性と違い何年も前のネガティブな経験に多様な事象があれば思い出してしまいます。そこで男性は女性がネガティブな思いを引き起こすようなネガティブトリガーを作ることが重要です。これができれば女性との付き合い方がだいぶ楽になるでしょう。


女性の会話の目的は共感
女性の会話の目的は共感することです。女性は相手と経験を共有することで他人の体験談を知恵としてとりいれることがでえう生き物です。

例えば女性に
「ヒールを履いているとよく転んじゃうの」
と言われたとき男性は
「ヒールを履くのをやめたら」
というような言葉を返します。しかし、これは女性の求めている返事ではないため、女性を怒らせてしまう可能性が高いです。

女性は男性に解決策を提案してほしいわけではなく、共感してほしいだけなので女同士の会話のように
「わかる、わかる!」
のような返事をするのが正解です。これができるようになれば妻を怒らせる可能性は大きく減少するでしょう。

こういった共感を夫が日ごろから行うことができれば、妻は夫が共感してくれたという記憶を持ちネガティブトリガーを作らなくなる可能性が高いです。

こういった共感行動は男にとっては非常に面倒なものですが、パートナーが怒り狂うよりはマシだと思って割り切りましょう。


地雷を踏むセリフには気をつけろ

妻に共感することでネガティブトリガーを引きにくくなったかもしれませんがそれだけではだめです。共感ができるようになっても、まだ妻の地雷となるようなセリフを言ってうような状況では意味がありません。

例えば家事育児が大変な時期に妻から愚痴られると、仕事に行っている夫は以下のような返しをするしかありません。

「俺の方が大変だ。」
「一日中家にいるからいいじゃん」

これらは夫からしてみると何気なく言った言葉なのかもしれませんが、妻は自分がしんどい時にこういうことを言われたということをずっと覚えています。

なので夫も妻に対して正論を言うことがあるかもしれませんが、妻を傷つけないか一度考えてから言葉を発するようにした方がいいです。

またこういう発言をしたあと妻が怒ってしまい何度謝っても許してもらえなかったという経験はないでしょうか。

謝るときは理由を言うのではなく、女性を傷つけしまったことについて謝るのが重要です。

仕事で待ち合わせに遅れた場合は
「急な仕事が入って遅れてしまった。」
と言って謝るのではなく
「君に心細い思いをさせてしまって、ごめんね。」
といったように女性を傷付けたことについて謝りましょう。


話し合いはビジネスプレゼンのように


夫婦で一緒に生活していると子育てのこと、旅行先の決定など様々な場面で話し合いが起こります。

もし夫婦で意見が違う場合、ただ単に正論を述べるだけではなくそれぞれの意見のメリット、デメリットを検証しましょう。またデメリットを言う際は相手の意見を頭ごなしに否定するのではなく、自分の意見のメリットの方がいいと押すようにしましょう。

例えば、妻がそばを食べたいといい、夫がラーメンを食べたいといった場面で話し合いになった場合
「君がとても好きそうなラーメンがある」
といったように妻のためにラーメンを食べたがっているというのをおすことが大切です。




女問題では妻をえこひいきしろ


結婚すると母 vs 妻、娘 vs 妻のような女性同士の対立が家で起きる可能性があります。

こうした対立が起きた場合、夫はどちらが正しいか理論的に判断しようとしますが、絶対に妻の味方をするようにしましょう。

もし娘と妻が対立していたら、娘は意外と正論を言っており、普段から妻に鬱憤がたまっていれば娘の味方をしたくなるかもしれませんがそれはいけません。

もしここで娘の見方になってしまえば妻を傷つけることはもちろん、娘の将来にとっても良くないです。

娘が父を見方につけたことで自分の言い分は正しいと思うようになり、そのうち自分の言うことはなんでも正論と思ってしまうかもしれません。

こうなってしまうのは教育上望ましくないので妻の見方をしましょう。



意識して「名もなき家事」を手伝おう


妻は夫が知らない家事をよくしており、これを「名もなき家事」と言います。

名もなき家事には、トイレに行くついでに使い終わったコップをさげたというようなものがあります。

男性はついでになにかをするというのが生物学的に苦手な生き物であるため、名もなき家事をするのが苦手です。しかし、これができなければ家事の負担は妻に偏ってしまい夫婦間でトラブルをおこします。

男性はゴミをゴミ捨て場に持っていくだけで家事を手伝った気分になりますが、実際のゴミ捨てのステップは以下のようになっています。
  1. ゴミを分別する
  2. ゴミ収集の曜日を把握する
  3. ゴミ捨て前にゴミ袋をしっかりと結ぶ
  4. ゴミ捨て場に持っていく
  5. ゴミ箱が汚れていれば洗い、新しいゴミ袋をゴミ箱にセットする
男性は一つのステップを手伝っただけで、ほとんどのステップを妻が負担しているということが多いため意識して全てのことをできるようになりましょう。

これができれば妻の家事の負担が減り、ストレスがたまりにくくなり怒る回数が少なくなるでしょう。


妻の小言はセキュリティ回避のための発言


男性は脱いだ服をぬぐっぱなしにしてても気にする人が女性と比べると少ないかもしれません。しかし、女性はこう言った細かいことが自分の安全に関わると考えとても気をつけます。

例えば、服を脱ぎっぱなしにしていると家事の途中に気が付かずにそれを踏んで滑る可能性があります。

妻はこういったリスクを回避するために小言を言っているので、男性はそれを真摯に受け止めるようにしましょう。


心の通信線を開通させよう


男性は事実だけを言う生物です。しかし事実だけでは、心の気持ちが女性には通じません。なのでなにかを言う時は必ず事実だけではなく気持ちも言葉にして言うようにしましょう。

例えばレストランで妻に
「あのステーキ美味しそうだね。」
と言われたとき男性はステーキを食べたいにしろ、食べたくないにしろ
「ホントだ、ステーキ美味しそう」
と返してから自分の食べたいものを言いましょう。こうすることで、妻と別の食べ物をその後食べたいと言っても一度妻に共感しているので妻を嫌な気分にはさせません。

また女性を言葉とは裏腹に心では傷付いていることがあります。男性が女性を理解するにはそういう言葉をしっかりと理解しなければなりません。例として以下のようなものがあります。

「あっち行って」→ あなたのせいで傷ついた。しっかり謝って。
「どうしてそうなの」 → 理由なんて聞いていない、しっかり謝って。

男性からすればすごく理不尽かもしれませんが、女性はそういう生き物であるとしっかりと割り切りましょう。




ポジティブトリガーの作り方

今まではいかにネガティブトリガーを発動させないか話してきましたが、ここからは女性を幸せにするポジティブトリガーの作り方を説明します。

女性はネガティブな思いをいつまでも引きずるのと同様に、ポジティブな思いも心の中で美化されていつまでも持ち続けます。

なので男性はネガティブトリガーを減らし、ポジティブトリガーを増やすことが重要です。


事前に予告して楽しみを引っ張れ


旅行をしたりどこかディナーに行く際は、少なくとも1か月前には女性に伝えるようにしょう。

そうすることで、女性は旅行に行くまで計画を練るといったプロセスを楽しむことができ、計画を伝えた期間から計画が終わるまでは機嫌が良いことが多いはずです。

またその後も二週間ほどはその思い出を引っ張ることができるので、1,2ヶ月に一回は少なくともデートをするようにすれば女性はポジティブな期間が継続するでしょう。

ただ一つ気をつけないといけないのはサプライズです。サプライズを男性は嬉しいだろうと思いがちですが、やり方によっては女性を傷つける可能性があります。

例えば、突然お洒落なレストランに女性を連れて行ったとすると、女性はお洒落なレストランに来た喜びより、お洒落なレストランに来たのに自分はなんのおしゃれもしていないということに傷つきます。こういうことをさけるために、サプライズが下手な人は事前に予約したよなどと女性に伝える方が良いでしょう。


普通の日だからこそ効果絶大な、言葉と行動


女性のポジティブトリガーを引くには普段からの積み重ねが重要です。

仕事帰りに何気ないお土産を買って帰ったり、少し出かけたついでにスーパーで妻の好きなお菓子を買って帰ってあげるとそれだけで女性は幸せな気分になれます。

また、自宅にいる妻から今日食べたお昼ご飯の内容をメールで送ってくるかもしれませんが、男性はそれを「で?」と思うのではなく、自分が今日食べたものを伝えましょう。

これは妻にとっての夫はしっかりお昼を食べたのか心配しているアピールです。妻は普段から細かいアピールをしているのでそういったアピールを見逃さないようにしましょう。

もし妻からのメールや会話で返信に困ったときは、とりあえずオウム返しをしましょう。妻はそれだけで満足してくれます。


いくつになっても愛の言葉や行動を忘れずに


夫はずっと妻と一緒に過ごすことで妻が一緒にいて当たり前だと思うかもしれません。しかし、それが原因で愛の言葉をかける機会などが減ってることがあるのでいくつになっても愛の言葉をかけるのを忘れないようにしましょう。

ただ、愛の言葉を伝えるタイミングは重要です。

妻の機嫌が悪いタイミングでほめたりしてもとってつけたような言葉にしか聞こえません。妻の機嫌がいいタイミングでいちもありがとうなどの愛の言葉をかけるようにしましょう。

また、「世界一好き」のように誰かと比較した言葉でほめるのではなく、君がオンリーワンだと分かる言葉で伝えましょう。例を挙げると「君の朝ごはんを食べないとやる気がでないよ」など。


最後に


この記事を読んでどうして女性にこんなに気をつかわなければならないんだと思う男性もいるかもしれませんが、妻に気を遣うことで喧嘩をする回数が減り自分のリスクも忘れないようにしてください。

『妻のトリセツ』にはさらに詳細にどのように女性と接していけばよいのかがのっているため気になる方はぜひそちらを読んでみてください。

また同著者の本に『女の機嫌の直し方』という本がありますが、こちらは脳科学の分野にのっとた解説を重視しているのでこちらもぜひ読んでみてください。