
元議員である田村耕太郎さんが書いた『頭に来てもアホとは戦うな』を読みました。話題になっているということでなんとなく購入したのですが、読了後買って良かったと感じました。読んでいてて共感できることが非常に多かったです。
本書では以下のような特徴を持つアホと関わらない方が得だということが書かれていました。
- 戦ったり、悩んだりする価値のない人たち
- あたり屋のような不条理な人物
- 他人を落として入れて、自分の価値をあげようとする人物
アホと無駄な戦いを繰り広げる人の特徴
アホと戦って貴重な時間を消費してしまう人の特徴は以下の通りです。
- 正義感が強い
- 自信にあふれている
- 責任感が強い
- プライドが高い
- おせっかい
私も無駄にプライドが少しあるため、つまらないことでバカにされると悔しくてやり返したくなることがあります。こういうのが時間の無駄なんでしょうね。
プライドが全くないのもどうかと思いますが、ほとんどの場合プライドがあるがゆえに無駄な時間を使ってしまうのでいっそのことプライドを全部捨ててしまった方が楽なのかもしれません。本書ではそういったプライドの捨て方も書かれているのでプライドが高い人なら一読する価値があるかもしれません。
他の点でもおせっかいだったり、正義感が強いのはいい人であるがゆえにアホに絡まれてしまう要因になるので、アホに頼まれてなにかするにしても今後の自分の特になるようなこと以外は割り切ってしまった方がよさそうですね。
アホと戦わない方法
アホと戦わない方法をまとめると以下の通りになります。
1. 嫌な相手にはやられたふりをする
相手から嫌がらせを受け、それに対して反撃してしまうのは時間の無駄です。反撃したことで新しい敵を作る可能性もあるのでやられたふりをして我慢しましょう。
やられっぱなしでむかつく場合はノートに相手への陰口を書いてストレスを発散しましょう。ただし、SNS等で悪口を書くのは相手が見れる可能性があるので、必ず相手に知られないようにストレスをコントロールすることが大切です。
2. 生意気な人間は恨みをかう
3. いやがらせをしてくるアホに相談をする
いやがらせをしてくる相手に、あえていやがらせの件を相談することで相手からのいやがらせはなくなります。いくらアホな人間でも真摯に相談してくる相手にいやがらせはできません。
ただ相談するときは相手の名前をだすことなく、他の人からいやがらせを受けているかのようにそうだんするようにしましょう。
4. アホを味方にする
アホは敵だと自分にとって害があるだけで何の得もありませんが、味方になると意外と頼もしいことがあります。
アホは基本的に偉そうにしたいだけの人が多いので、下手にでていると味方になってくれる可能性も高いので下手にでて味方につけてしまいましょう。
田村さんは、アホと戦わない方法として以上のことを述べていますが、若いうちならアホと戦ってもいいとも言っています。その理由として、アホとたたかうことでアホに使う時間がいかに無駄であるかを実感できるからです。これを読んで個人的に、確かに無駄だと実際に体験すればアホと戦わないようにするだろうなと感じ、納得のいく理由でした。
アホとではなく自分と戦え
上記に書いたようなことでアホと戦う時間が減ったら、その後は自分のために時間を使って自分磨きをしろと本書では言っています。
自分磨きをするためにはできる人ばかりの環境に飛び込んだり、自分の人生を満足させるためにはどうしたらいいのか考える必要があります。
これを読んで私は、確かに今もし自分がアホと戦わなくなり時間ができたとしても、時間を有効に活用することができなければアホと戦っているのと変わらないなと思いました。
著者である田村さんは時間を無駄にしないためにスマホなどの電子機器を触る時間をできる限り減らしたりしているみたいです。
最後に
前半はタイトル通りアホと戦わない方法が書かれており、後半にはアホと戦わないことでできた時間の有効な使い方について書いており参考になりました。
たまにはこういったビジネス書を読むのも刺激になるな。
とりあえずせっかく読んで知識を得たので今後これらのことを実践していきたいと思います。
余談になりますが本書はドラマ化されることが昨年の12月に決まったみたいなのですが、このようなビジネス書がどのような形でドラマになるのか非常にきになります。