としおの読書生活

田舎に住む社会人の読書記録を綴ります。 主に小説や新書の内容紹介と感想を書きます。 読書の他にもワイン、紅茶、パソコン関係などの趣味を詰め込んだブログにしたいです。

2021年07月

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ゲーム開発初心者がUE4の極め本と呼ばれている『Unreal Engine4で極めるゲーム開発』をUE4の現時点の最新バージョンである4.26.2を使って勉強していきます。

極め本を最新バージョンで勉強したい人の役に立てれば幸いです。あくまで最新バージョンと極め本の差を紹介する記事ですので、極め本と並行して読んでいただければ幸いです。




本記事では、『第3章 UE4のインターフェイスと基本的な操作方法』を勉強していきます。



3.1 「サンドボックス」プロジェクトを作成する


3.1.1 プロジェクトの作成


ゲームを選択して、次へをクリックします。

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Blankを選択して、次へをクリックします。

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ブループリントが選択されていることを確認して、プロジェクト作成をクリックします。

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3.2 アンリアルエディタのインターフェイス


3.2.2 モード


モードパネルの場所がツールバーへと移動しています。

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3.2.4 ワールドアウトライナ


名前がワールドアウトライナからアウトライナに変わっています。

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3.2.6 ツールバー


モードパネルが追加されているのに加えて、アイコンの名前が微妙に変化しています。

保存   → 現在のレベルを保存
マーケットプレイス → マーケット
マチネ   → シネマティクス

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3.3 ビューポートの操作


極め本にはカメラタイプの種類が4種類と書かれているが、7種類に増えている。

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パースペクティブ
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前面
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3.4 レイアウトのカスタマイズ


レイアウトのリセット方法が変わっています。

[ウィンドウ] → [レイアウトをロード] → [デフォルトのエディタレイアウト]を選択することでレイアウトがリセットできます。

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まとめ


本記事では、『第3章 UE4のインターフェイスと基本的な操作方法』の最新バージョンでの変更点を紹介していきました。

細かい部分が意外と変わっていますね。

近いうちに次は第6章の変更点の紹介記事を書きます。

第6章の変更点の紹介記事を書きました。






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Kindle Singleで三浦しをんさんの『天上の飲み物』を読みました。

もともとサントリーのPR詩に寄稿されていた作品であるため、主人公はワイン大好きの吸血鬼という設定でした。

以下、あらすじと感想になります。



三浦しをん『天上の飲み物』のあらすじ


永遠のときを生きることができる吸血鬼。

彼らは同族同士で恋をすることがなく、子どもを作ることができないため一族を増やすためには好きになった人間に血を与えるしか手段がない。

あるとき、一人の男の吸血鬼が自分の生活を変化させるため、人間と同じように朝早く起き、血の代わりに料理を食べるようにした。

そんな人間のような吸血鬼を最も虜にしたものはワインだ。

甲州産のワインにはまった吸血鬼は居住地を日本へと移し、現在は酒屋の2階でアルバイトをしながら暮らしている。

吸血鬼は現在一人の女性と恋仲にあった。彼女は吸血鬼と同じようにワイン好きだ。

彼女との生活が続いたある日、彼女から結婚願望があることを聞かされる。

吸血鬼は彼女に血を与えて永遠のときをともに過ごすことを選ぶのか、それともいつものように一人女性の元から去ることを選ぶのか…。



感想(ネタバレあり)


吸血鬼と女性が恋仲になるというのはよくある設定なのですが、本作では他の作品よりも吸血鬼が人間らしいという設定がよかったです。

にんにくも十字架も平気な吸血鬼で、食事に関しても牛丼にはまっていたりして人間の生活に溶け込みすぎていて人間との違いが分からないというの面白いです。

アルバイトしながら大学に通う苦学生でそこらのダメ人間よりも人間らしい生活を送っている気がしますね。



吸血鬼の苦悩


本作は永遠のときを過ごすことができる吸血鬼の苦悩を描いていました。

吸血鬼は永遠のときを生きることを退屈に感じてしまい、人間のような生活を送り始めます。

しかし、どれだけ人間に近づこうとも老けることのない吸血鬼は人間のように愛する人と永遠に生きることができないという悩みがあります。

唯一永遠に生きる方法として愛する人に自分の血を与えるという手段がありますが、これをしてしまうと吸血鬼にしてしまった女性に対して好きという気持ちが薄れてしまうという制約がありました。

こうした吸血鬼の生き様を見ていると人生に限りがあるというのは幸せなことかもしれないと感じてしまいました。

多くの人間は永遠のときを若いまま過ごしたいと思っているかもしれませんが、それが実現してしまうときっと吸血鬼のようにいつかは退屈に殺されてしまう人生が待っているに違いません。

人間の人生には限りがあり、終わりがあるからこそ今を少しでも充実した時間にしようと努力できるのでしょうね。





ワインの描写について


本作がもともとサントリーのどのようなPR詩に乗っていたのかは分かりませんが、甲州ワインを押しているだけあってサントリーがだす甲州ワイン関連のPR詩に載っていたことが予想できました。

作中に有美が上質なワインを茶碗で飲んでいる描写がありますが、これはワイン好きにとっては衝撃的ですよね。

せっかくいいワインなんだからグラスもしっかりと厳選して飲みたいところなのにそれを茶碗で飲むとは…。

このときばかりは永遠のときを生きる吸血鬼の気持ちが理解できない私でも、吸血鬼と同じくもったいないという気持ちになってしまいました。

PR用に書いている作品だけあって読んでいたらワインが飲みたくなってきた。



まとめ


今回は三浦しをんさんの『天上の飲み物』を読みましたが、単行本化されていない作品を読めるのがKindleのいいところですね。

これからもKindleを使って単行本化されていない作品を読んでいきたいです。






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乾くるみさんのジグソーパズル48を読みました。

タイトルのようにジグソーパズルみたいに読み進めていくたびに謎が解けているようで面白かったです。

本作は私立曙女子高等学院を舞台とした短編小説で、本書のタイトルから短編のタイトルまで全てがAKB48の曲名というなかなか斬新な作品でした。

登場人物もAKBのメンバーのアナグラムになっておりAKBファンなら楽しんで読めるかなという作品でした。

以下、あらすじと感想になります。



あらすじ


私立曙女子高等学院には、問題児と優秀な生徒たちばかりを集めるクラス通称マルキューが存在する。

ある日、家が貧乏でゴスロリショップでアルバイトしていたことがばれた問題児?である小和田七緒がマルキューに移動してきた。

彼女の家庭の事情を知ったマルキューのメンバーは彼女が高校の特待生資格を取れるように勉強を教えることとなった。

試験後無事特待生となれた小和田七緒だったがその結果にはマルキューメンバーの密かな策略が実行されていた…。

このほか、いきなりデスゲームが始まる「ラッキーセブン」、

いちごの盗難事件が発生した「GIVE ME FIVE」、

自分が住んでいるアパートで起きた殺人事件を解き明かす「三つの涙」、

スマホを盗んだ半にを見つけ出す「女の子の第六感」、

背後から人を殴った犯人を突き止める「偶然の十字路」、

友のために協力する女子高生を描く「ハチの巣ダンス」の六篇を収録。



感想(ネタバレあり)



ラッキーセブン


こちらは乾くるみさんが出している『セブン』にも収録されている作品です。

久しぶりに読んだのですが、主人公の鹿島田春とともにデスゲームに挑んでいるような気持ちになれてハラハラして面白いですね。

おそらくボードゲームや人狼とかが好きな人は相手の裏の行動を考えながらゲームすることが多いと思うので、田春とともに相手の裏を考えていた人が多い気がします。

個人的には千織との戦いが最終局面感があって一番好きです。

短編ということもありますが、本作のデスゲームを起こした眉子はなかなかぶっ飛んでますよね。

悪魔に頼りまくった結果自分の寿命が短いのをいいことにデスゲームを始めるとは…。



GIVE ME FIVE


事件自体は苺を盗んだ犯人を捜すという可愛らしいものでしたが女性の嫉妬の恐ろしさを感じさせられる作品でした。

事件が起きたと伝えに来た縄取が犯人だというのは予想できなかったので、犯人が分かったときは裏をかかれたなという気持ちになりました。

犯人が相手をだますために事件を起こすなんてよくありそうな展開な気もしますが、いちごを盗むという可愛い事件が原因で真相を突き止められなかった気がします(笑)





三つの涙


個人的には今回の短編の中で一番好きな作品でした。

オチの恐ろしさに乾くるみらしさを感じることができました。

三つの涙は悲しみの涙、嬉し涙、悔し涙だよと聞いた直後に母親が殺人犯だと分かり、三つ目の涙は悔し涙ではなく恐怖の涙だというオチにぞっとしました。

イニシエーション・ラブとか好きな人にはこの作品は絶対に読んでもらいたいと思いました。



女の子の第六感


中った(あたった)をなかったと読んだことが原因で発生した事件の真相を解いていく物語でした。

一休さんのようなとんちがきいたような話で笑えました。

ただ、女子高だけどジェンダー問題を意識した準制服の設定をもう少し生かしてほしかったです。

せっかく主人公が準制服着てるのに意味ないやんという感じでもったいなく感じました。



マルキュー


女子高生が貧乏生徒のために勉強を教えてあげるという良い物語だと思いましたが、オチでやられてしまいました。

まさか勉強を教えて成績を上げようとしたのではなく、別の生徒が七緒の名前で答案を提出していたとは…。

でも確かにこの不正方法は賢いなと思いました。

答案用紙を後ろから集めるような学校だと名前を入れ替えて書いていたとしても気が付かないような…。

学生には知ってほしくない不正テクニックですね。



偶然の十字路


被害者の右音がずっとトイレから戻った後に被害にあったということでみんなのトイレに行く時間をもとに事件を解こうとしたが検討違いだったというオチでした。

実際、殴られて無意識の状態で漏らしたとしても後片付けされたら漏らしたことを覚えてないのかな?

記憶が混濁しているとはいえどうなのかが気になりました。



ハチの巣ダンス


生徒たちの友情を描いた作品ということでマルキューと内容が被っておりジグソーパズル48の最後をしめる短編としては個人的には微妙かなという印象の作品でした。

みんなで悪い男からスマホを取り戻そうぜというところまではまだよかったのですが、最後千草と虹華が双子だったというオチはいらなかった気がした。

最後にパズルのような箪笥を開けていく設定なのは本書のタイトルともあっていて良かったと感じただけに残念でした。



まとめ


ジグソーパズル48は全体としてみたら面白い作品もありよかったのですが、乾くるみさんの作品だと考えると少し物足りない印象が残りました。

リピートやイニシエーション・ラブが好きな自分としてはタロットシリーズ的な作風を本作にも求めてしまいました。

パズル的な要素が好きな人にはおすすめですのでぜひ読んでみてください。






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