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本記事では、C言語からC++で作成したDLLを呼びだす方法の失敗例と成功例を紹介していきます。

結果だけが知りたいという人はC言語からC++のDLLを呼び出すの章を読むだけで大丈夫です。



C++のDLLが呼び出せない例


まず最初にCからC++のDLLの呼び出しが失敗する例を紹介します。


C++のDLLのコード


ヘッダファイル

#ifndef H_SAMPLE
#define H_SAMPLE

void PrintSample();

#endif // H_SAMPLE


ソースファイル

#include "sample.h"
#include <iostream>

void PrintSample(){
    std::cout << "Hello CPP!!" << std::endl;
}


C言語のコード


#include "sample.h"

int main(void){
    PrintSample();
    return 0;
}


上記のコードをコンパイルすると下記のエラーコードがでてコンパイルすることができません。

undefined reference to `PrintSample' collect2.exe: error: ld returned 1 exit status




C言語からC++のDLLを呼び出す


上記のコードからC++のDLLのヘッダファイルを修正するだけで、C言語からC++の関数を呼びだせるようになります。

修正内容はヘッダファイルにextern "C"を追加するだけです。

修正したコードを以下にのせます。DLLのヘッダファイル以外は先ほどの失敗例で紹介したものと同じです。

ヘッダファイル

#ifndef H_SAMPLE
#define H_SAMPLE

#ifdef __cplusplus
extern "C"{
#endif /* __cplusplus */

    extern void PrintSample();

#ifdef __cplusplus
#endif /* __cplusplus */
#endif // H_SAMPLE


ソースファイル

#include "sample.h"
#include <iostream>

void PrintSample(){
    std::cout << "Hello CPP!!" << std::endl;
}


C言語のコード


#include "sample.h"

int main(void){
    PrintSample();
    return 0;
}


実行結果


Hello CPP!!




まとめ


extern "C"をC++のDLLのヘッダファイルに追加するだけで、簡単にC言語からC++のDLLを利用することができました。

ちなみに今回作成したDLLはC++でもそのまま利用することができるので、C言語用とC++用でDLLを2つ作成するひつようもありません。