Raspberry Piを使って定点カメラを作ってみました。

コマンドで定点カメラを使っても良かったのですが今後Pythonを使って色々やっていきたいと思っていたので今回はPythonを使って定点カメラを作っています。

カメラモジュールは『Raspberry Pi カメラモジュール v2』を使用しています。





Pythonで写真を撮る


ラズパイでPythonを使って写真を撮るのにはPiCameraというライブラリを使用します。

以下のコードでは5秒間カメラのプレビュー画面が表示されます。

from picamera import PiCamera
from time import sleep

camera = PiCamera()
camera.start_preview()
sleep(5)
camera.stop_preview()

実際に写真を撮るのにはPiCamera().caputureメソッドをコールします

また、とりたい写真のサイズをPiCamera().resolutionメソッドで設定することができます。

以下のコードの場合、プログラム起動して5秒後に写真が撮影されデスクトップにimage.pngという1920×1080のファイルが保存されます。

from picamera import PiCamera
from time import sleep

camera = PiCamera()
camera.resolution = (19201080)
camera.start_preview()
sleep(5)
camera.capture("/home/pi/Desktop/image.png")
camera.stop_preview()






定点カメラを作成する


写真の撮り方が分かったところで定点カメラを作成していきましょう。

今回は、5分に1回写真を撮るようにしていきます。

from picamera import PiCamera
from time import sleep
import datetime

camera = PiCamera()
camera.resolution = (19201080)
camera.start_preview()

while(True):
    sleep(300# 300秒待機
    camera.capture("/home/pi/Desktop/Image.png")

上記のコードで5分に1回写真を撮るという要件は満たせたのですが、このままだと同じファイルに写真が上書きして保存されてしまいます。

そこでファイル名をユニークな名前にするために今回は、ファイル名に現在時刻を付けていきます。

sleepの後を以下のように改造してください。

now = datetime.datetime.now()
filename = '/home/pi/Desktop/Image/' + now.strftime('%Y%m%d_%H%M%S') + '.png'
camera.capture(filename)

これで写真を撮るたびに別のファイル名がつくようになりました。

定点カメラの完成です。



まとめ


今回はラズパイ + Pythonで簡単な定点カメラを作ってみました。

写真を撮る頻度など対象によって変えていったら面白そうですね。