乾くるみさんの代表作といえば2015年に映画化した『イニシエーションラブ』のイメージが強いと思いますが、それ以外にもおすすめの作品はたくさんあります。

今回は『イニシエーションラブ』以外の乾くるみさんのおすすめ小説を紹介していきます。

乾くるみさんの作品にはミステリー小説が多くどれも面白い作品となっているので、参考にしていただければ幸いです。





1.リピート

もし、現在の記憶を持ったまま十ヵ月前の自分に戻れるとしたら?この夢のような「リピート」に誘われ、疑いつつも人生のやり直しに臨んだ十人の男女。ところが彼らは一人、また一人と不審な死を遂げて…。

2018年にドラマ化しており、すでにドラマを見た人でもドラマとは少し違った内容で楽しめます。

ミステリー小説としてもSF小説としても楽しめる作品でよくあるタイムトラベル作品とは違った楽しみ方ができます。

衝撃の結末に一度読み終わった後必ずもう一度読みなおしたくなるだろう。





2. セカンド・ラブ

1983年元旦、僕は、会社の先輩から誘われたスキー旅行で、春香と出会った。やがて付き合い始めた僕たちはとても幸せだった。春香とそっくりな女、美奈子が現れるまでは…。清楚な春香と大胆な美奈子、対照的な二人の間で揺れる心。

イニシエーションラブに続く乾くるみさんの恋愛ミステリー小説。イニシエーションラブを読んだことがある人なら絶対にはまります。

最後まで乾くるみさんに騙され続けられるのかそれとも真実を見つけることができるのか、謎解きが楽しめるミステリー小説です。





3. クラリネット症候群

ドレミ…の音が聞こえない?巨乳で童顔、憧れの先輩であるエリちゃんの前でクラリネットが壊れた直後から、僕の耳はおかしくなった。しかも怪事件に巻き込まれ……。僕とエリちゃんの恋、そして事件の行方は?
マリオネット症候群とクラリネット症候群の二編の中編からなっている作品です。

両方の作品に "症候群" という言葉がついていてタイトル通りその不可解な症候群が物語の鍵になっています。

真剣な場面の中に笑いもありのんびりと読める作品となっています。





4. スリープ

テレビ番組の人気リポーター・羽鳥亜里沙は、中学卒業を間近にした二月、冷凍睡眠装置の研究をする“未来科学研究所”を取材するために、つくば市に向かうことになった。撮影の休憩中に、ふと悪戯心から立ち入り禁止の地下五階に迷い込んだ亜里沙は、見てはいけないものを見てしまうのだが。
乾くるみさんの作品の中で最もSF要素が強い作品です。

物語の舞台が30年後の未来ということで現実に近いリアルな近未来を描いている。SF要素とミステリー要素がきれいにマッチしており非常に面白い作品です。

物語の中に仕組まれた数々のしかけに気づくことができるだろうか。





5. セブン

一見シンプルなトランプの数当てゲームが、生死をかけた心理バトルへと変貌する「ラッキーセブン」ほか、時間を何度もワープする男の話――「TLP49」、超ショートショート――「一男去って……」、戦場で捕らえられた兵士の生き残り作戦とは――「ユニーク・ゲーム」などロジカルな企みに満ちた七つの物語。

タイトルがセブンということで本作は数字の7に関係のある7編の短編からできています。

どの物語も短編なのにしっかりと世界観やルールがねられており面白くなっています。

私は7つの短編のなかで木曜の女が一番好きです。オチを知る前と知った後で物語に対する意見が変わる作品でしょう。





最後に

ここまでご覧いただきありがとうございます。

映画化した『イニシエーションラブ』以外の作品も面白いのでぜひ読んでみてください。

みなさんの参考になれば幸いです。